【そのストレッチングは本当に「効いて」いますか?】

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ストレッチングって、手軽に出来る運動ですよね。

でも、形だけをまねても、実際には目的とする効果を得られていないこともあるのです。

ストレッチングはなんのために行うのでしょう?

ストレッチングの目的は、「柔軟性をアップさせること」です。

柔軟性は、「筋肉で腕や脚を動かす時に、どの位の範囲で動かせるかの能力」です。

動く場所は関節ですよね。

腕を動かす時には肩関節、脚を動かす時には股関節が動きます。

つまり、ストレッチングは関節を動かせる範囲を広げるために行うのです。

コチラのイラストは、ストレッチングの定番【前屈】です。

上の方の形でやっている方ををよく見かけませんか?

上の方では、背中や膝の裏側が伸びています。

背中が丸くなっていて、骨盤が後に倒れているので、骨盤と太ももの骨が組み合わさっている股関節の角度は、135度くらいでしょうか?

この角度では、股関節の後側をまたいで着いているお尻の筋肉や太ももの裏側の筋肉は、あまり引っぱられているような感じはしませんよね?
(個人差がありますので、これでもお尻に伸び感が感じる、という方もいらっしゃるかもしれません。)

下の方では、骨盤を立てているので、股関節は90度くらい。

お尻やお尻に近い太ももの裏側に伸び感を感じると思います。

骨盤を立てたまま(背中が丸くならないようにして)股関節を曲げれば(前にカラダを倒していけば)、さらにお尻や太ももの裏側の伸び感は強くなっていきます。

上のような姿勢になってしまうということは、背中が曲がりやすいから。

つまり、背中の部分の柔軟性はあるけれど、お尻の部分にはないから、です。

ストレッチングは柔軟性をアップさせるために行うものです。

柔らかいところ(やりやすいところ)ばかりを伸ばしていても、いつまでも固いところは改善しません。

ストレッチングをする時には、ポーズの形にばかりに執着するのではなく、どの部位をストレッチするのか、そしてその部位にある関節の動き方はどんな風なのか、を頭に入れておくと、より効果的になります。

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